|
|

冷え性の原因

冷え性とは身体の体温を一定に保つ仕組みである「体温調節機構」がうまく働かなくなり、実際の暑さ寒さに関わらず、異常に冷えを感じてしまう状態のことと言えます。 自然の気温は夏と冬では30℃近く違いますが、人間には体温を36〜38℃の一定の温度に保つ恒常性があります。この体温調節は、主に3つの仕組みで行われています。 1.皮膚にあるセンサーで「寒い」という感覚をキャッチし、「寒い」という感覚を脳に送ります。
2.脳の視床下部という所から、ホルモンや自律神経を介して全身の器官に寒さに負けないよう体温を保つ指令が出されます。 3.
体の各器官で熱を逃がさないような反応や熱を産生する反応が起こります。 具体的には、皮膚では血管が収縮して熱を逃がさないようにしますし、カラダの中では蓄えられた糖質や脂肪を燃やして熱を作ろうとします。その熱で温まった血液が全身を循環することによってカラダが温まるのです。この3つの仕組みのどれかが狂ってしまうと、正しく体を温めて体温を維持することができず、「冷え性」が起こってしまうのです。
なぜ冷え性になるのか

ほとんどの冷え症が自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れが原因です。 手足が冷える、足腰が冷える、足が冷たくて眠れない、冷え性の症状はさまざまです。 冷え性で辛い思いをしている女性は実に多く、2人に1人とも7割の人が冷え症とも言われています。最近では男性の冷え性も増えているとか。
冷え性の中には、低血圧、更年期障害、甲状腺機能の低下、心不全といった病気が背後にある場合もありますが、そのほとんどは自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れが多いそうです。 自律神経やホルモンバランスが崩れると、血管の収縮や拡張のコントロールがうまくいかず、上半身は暑いのに下半身が冷える(下半身冷え性)、手や足といった体の末端だけが冷える(末端冷え性)、場合によっては、内臓が冷える(内臓型冷え性)といった症状が現れます。 冷え症は女性に特に多いのですが、男性に比べて女性の冷え症が多いのは、女性は熱を作りだすために必要な筋肉量が男性に比べて少ないといった体の構造の違いがあります。 そして女性には生理があるため、どうしても鉄分が不足しがちです。鉄分が不足すると熱を生産するために必要な酸素を運ぶヘモグロビンが不足するために、体が冷えがちになるのです。 そういったわけで、女性はもともと体が冷えやすい、冷やしやすいといった体質なのですが、ストレスや過労などで体のバランスが崩れると一層冷え性をひきおこしやすくなります。
さらに運動不足による筋力の低下、加齢による衰え、といったもこともあり、冷え性をひきおこす原因はさまざまです。何をやっても冷え症が解消されない時には、専門医を受診することも必要でしょう。冷えが原因となって体調不良、胃腸の不調や膀胱炎といった病気がひきおこされることもありますので、我慢することはよくありません。
|
|